自律神経のバランスは自分で改善・予防できる?

自律神経の崩れたバランスは、自分で改善できないの?予防方法は?

 

 

バランスの崩れた自律神経の治療法として、ホルモン剤などによる対症療法や睡眠の周期を整える行動療法などがありますが、「ストレスのコントロール」と「生活習慣の改善(規則的な睡眠と食事など)」が最も大切です。

 

 

立ったり座ったり自分の意志でコントロールできる運動神経に対し、自律神経はコントロールすることができませが、食事を含む生活習慣の見直しや、ヨガなど様々なアプローチでその働きを整え、改善・予防することはできます。

 

 

 

【改善方法】

■自分に今出ている症状とこれまでのライフスタイルを一度見直してみましょう。

例えば...

・不眠などに悩んでいる人であれば、日中は座り仕事が多かったり、夜遅くまで残業をしている可能性があるので、そんな人はヨガやストレッチなどの軽い運動で、自律神経の乱れにアプローチする。

 

・胃腸や肌荒れなどのトラブルがある人は、食生活の乱れや睡眠不足などの可能性があるので、バランスの良い食事や質のよい睡眠に改善する。 など

 

 

 

【予防方法】

自律神経は、何もケアしなければ10年で15%ずつ機能が低下していきます。

特に男性は30歳、女性は40歳を過ぎた頃から副交感神経の機能が急降下するので、自律神経が自然と乱れがちになります。

 

例えば、年を取ると怒りっぽくなるのは、加齢によって副交感神経が低くなっているのも理由のひとつです。しかし、年齢とともに低下するとはいえ、生活習慣の改善で間接的に予防はできます。

 

 

 

■生活習慣の中で簡単に出来る予防方法

例えば...

・朝起きたら太陽の光を浴びる(光の覚醒作用が脳に届いて体内リズムや覚醒をサポートしてくれる。)

 

・目覚めたらコップ1杯の水を飲む(胃腸を目覚めさせて活性化させる。)

 

・朝食をよくかんで食べる(体温を上げて一日のリズムを整え、活動のエネルギーを補給する。)

 

・好きな香りを活用したり、ぬるめのお湯にゆっくりつかる(一日を終えたら副交感神経が高まるようスイッチの切り替え。)

 

・夜寝る前の腹式呼吸(交感神経が優位な状態から副交感神経優位に切り替わる。)

 

・眠る30分前に首もとを温める(太い血管が通っている首を温めると、全身の血液が温まり血流がよくなる。)

 

・睡眠は量より質を大事にする(睡眠リズムが整い、自律神経やホルモンの働きがよくなる。) など

 

 

以上のように自分の意志でコントロールできない自律神経でも、崩れたバランスを生活習慣によって、改善や予防をして行くことはできます。

 

ですが、現在の社会状況、お仕事や子育て、学校など様々な背景によって、一度崩れてしまった自律神経を根本改善させることは、とても難しいのが実際のところです。

 

 

 

もしこの様なお悩みをお持ちでしたら、当院に一度お越しください。

当院は、あなたの自律神経のバランスを崩している本当の原因を見つけ出し、調整することで根本改善させることができます。

 

 

みなさまの頭痛のない生活を心より願っております。