緊張型頭痛、別名:筋肉収縮性頭痛とは、どんな頭痛なのか?
緊張型頭痛とは、長時間同じ姿勢がつづくといった身体的ストレスや、精神的なストレス、自律神経の乱れ等が原因で首や肩、頭の筋肉が緊張し、血流が悪くなることで起こる頭痛のことです。
また、目の使い過ぎによる疲労が筋肉のコリを引き起こし、頭痛を誘発することもあります。
【緊張型頭痛が起こる原因】
・頭、首、肩まわりの筋肉の緊張(血行が悪くなる)
・ストレス(身体的・精神的)
・顎関節症(あごの関節の異常)
・運動不足
・眼精疲労 など
■頭、首、肩まわりの筋肉の緊張(血行が悪くなる)
頭の筋肉や、肩、特に首の筋肉が緊張することで起きます。 筋肉の緊張で血流が悪くなった結果、筋肉内に老廃物がたまり、その周囲の神経が刺激されて起きる痛みです。
このタイプの頭痛には、うつむき姿勢などの悪い姿勢が関係しています。
例えば、一日中うつむいてパソコンを打っているとか、前かがみの仕事をしていると言った場合に、肩から首の後ろの筋肉がこってきて、それが頭の後ろの筋肉に拡がり、さらに頭痛になっていくと言うものです。
つまり首や頭の後ろの筋肉の緊張状態が長く続いたことにより、頭の筋肉が持続的に収縮する(こった状態)ために起こります。
肩の筋肉がこった場合には、日本人に多い「肩こり」として自覚されますが、頭の筋肉がこってきた場合、人はこれを「頭痛」として感じます。このタイプの頭痛は、どちらかと言えば、首が細くて長めの人に多く見られます。
なぜなら人間の頭は体重の1/8と言われ、スイカやボーリングのボールにたとえられるぐらい重いのに対し、それを支える首が細かったり、長かったりすると、首の回りの筋肉にかかる負担が常に大きくなるからです。
頚椎のレントゲンをとってみると、通常頚椎の骨には横から見ると中央がやや前方に出るような湾曲が見られるのですが、このタイプの頭痛の人の場合、ストレートネック(前弯の消失)していたり、あるいは中央が後方に出るような形(後弯)、すなわち正常とは反対の湾曲となっていることがしばしば見られます。
そして頭の皮膚の表面の感覚を司る神経は、首にある脊髄から出て、首の付け根を通ってから、後頭部を通って頭のてっぺんの部分にまで分布しています。
首の後ろや後頭部の筋肉がこってくると、首の付け根の部分でこの神経が刺激され、そのせいで、しばしば後頭部から頭全体にかけての痛みが起こります。
■ストレス(身体的・精神的)
過労や精神的な緊張、あるいは何らかのストレス、自律神経の乱れなどが続くことにより、頭、首などの筋肉がこってきて血流が悪くなり頭痛が起こります。
頭の回りで筋肉が存在する部分は、咀嚼(アゴを動かして物を噛む)に働く大きな筋肉が両方のこめかみから耳の上にひろがっている「側頭筋」、頭を支える筋肉が首の付け根から後頭部にひろがっている「僧帽筋」、眉を引き上げたり、額にシワを寄せたりする働きの筋肉が前頭部にひろがっている「前頭筋」、後頭部の表層にある薄い筋肉「後頭筋」などがあります。
緊張型頭痛は、これらの筋肉がこった、いわば「頭こり」とも言える状態であると言えます。
もしこの様な頭痛でお悩みでしたら、当院にお任せください。
当院は、あなたの緊張型頭痛を引き起こしている本当の原因を見つけ出し、根本改善させることができます。
みなさまの頭痛のない生活を心より願っています。