片頭痛(偏頭痛)は、完全主義、努力家、神経質な性格の人がなりやすいと言われ、下記のような原因が三叉神経(脳から直接出ている神経)の刺激につながり、さらに連鎖反応的に血管の拡張や炎症が発生していくためと考えられています。
頭の動脈が痛むことによって起こる頭痛なので、動脈の拍動(脈)にあわせてズキン、ズキンと痛む特徴があり、しばしば吐き気、続いて嘔吐を伴う事もあります。
ストレスや過労のほか、体質によってはチーズやワイン、チョコレートなど特定の食べ物や薬などが刺激になる場合もあります。
【片頭痛が起こる原因】
・ストレス、精神的緊張(解放されたときに起こりやすい)
・酸素不足による脳血管拡張
・寝不足(寝過ぎ)
・人ごみや騒音、光などの物理的な刺激(音過敏、光過敏)
・天候、気圧の変化
・疲労、空腹
・アルコールの摂取
・月経
・女性ホルモンの変動
・遺伝性 など
■ストレス・精神的緊張(解放されたときに起こりやすい)
過度なストレスや緊張などで自律神経のバランスが崩れて、交感神経ばかりが優位になると血管収縮がつづき、血管が強い力で押されたり、引っ張られたりするといった強い刺激を受けたり、そこから副交感神経に切り替わると一気に血管が解放され脳に血液が流れだすことで、脳内の痛みを感じる部位が刺激を受け、神経に伝わり頭痛が生じます。
ストレス(緊張)から開放(血管の拡張)された時に発作が起こりやすいので、例えば仕事が終わった後、あるいは週末や休日になった途端に頭痛が起こることもあります。
■女性ホルモンの変動
更年期障害などによって頭痛が起こる理由は明らかではありませんが、女性ホルモン(エストロゲン)の量の急激な変化と、精神的な不安からくるストレスの両方が、頭痛の原因に関与している可能性が考えられています。
■遺伝性
片頭痛には、遺伝性があります。
母親が片頭痛なら娘の70%、息子の30%に片頭痛が出現します。これが父親の場合には、それぞれが約半数となります。
片頭痛は女性の方に多く見られる頭痛で、血圧もどちらかと言うと低めの人に多いことが知られています。
そして、しばしば遺伝性が見られ、家族歴が46%から95%に見られると言われます。
例えば、両親ともに片頭痛なら70%から75%の子供に、また片親だけが片頭痛の時には40%から45%の子供に受け継ぐと言われています。
すなわち片頭痛の人は、母親や女性の兄弟に片頭痛持ちの人がいる場合が多いようです。
もしこの様な頭痛でお悩みでしたら、当院にお任せください。
当院は、あなたの片頭痛を引き起こしている本当の原因を見つけ出し、根本改善させることができます。
みなさまの頭痛のない生活を心より願っています。